ランサム被害で8478人分の個人情報流出を確認 - カシオ
さらに製品を購入した顧客91人に関しては配送先の住所、氏名、商品情報などが流出。くわえて請求書、契約書、売上データ、会議資料、社内システムの関連データなど、一部社内データの流出も確認された。
同社は侵害された原因について、フィッシングメール対策やネットワークにおけるセキュリティ体制に一部不備があり、適切に対処できなかったと説明している。
またランサムウェアグループに対する要求には応じていないことを明らかにした。2024年12月3日に個人情報保護委員会へ確報を提出。海外のデータ保護監督当局に対しても、法令に基づき報告を行った。
従業員において、サイバー攻撃との関連性が疑われる迷惑メールの二次被害が確認されているという。同社は対象となる取引先関係者や顧客を特定する作業を進めており、個別に連絡を取る方針。
被害があったシステムについては、安全性を確認した上で再開した。同社アプリなどで利用する「CASIO ID」や「ClassPad.net」のサービスについては、異なるシステムで稼働しており、サイバー攻撃の影響を否定している。
(Security NEXT - 2025/01/08 )
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