Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「libxml2」にXXE脆弱性 - 利用アプリに影響

「XML」のパーサー機能などを提供するライブラリ「libxml2」に脆弱性が明らかとなった。同ライブラリを用いるアプリケーションにおいて影響を受けるおそれがある。

XML外部実体参照(XXE)の脆弱性「CVE-2024-40896」が明らかとなったもの。細工したXML文書などを処理することで、認証なしにリモートから悪用できるとしている。

「SAXパーサー」の動作に起因し、「カスタムSAXハンドラ」がエンティティの内容を上書きしようとした際、外部エンティティ関連のイベントを生成できるとしている。

米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)は、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」と評価。重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

同脆弱性に関しては、現地時間7月24日にリリースされた「libxml2 2.13.3」「同2.12.9」「同2.11.9」にて修正されており、アップデートが呼びかけられている。

(Security NEXT - 2024/12/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

会員管理システムより情報流出の可能性 - 福利厚生センター
「Acronis True Image」に脆弱性、アップデートで修正
Western DigitalのNAS製品「My Cloud」に深刻な脆弱性
「WordPress」にアップデート、複数脆弱性を解消 - 旧版利用者は注意
「NVIDIA App」「Nsight Graphics」に脆弱性 - アップデートを公開
「CODE BLUE 2025」29講演が決定 - AIチップ脆弱性から法的課題まで
島根県内の宿泊兼複合施設サイトで顧客情報流出の可能性
外部からの攻撃でシステム障害、一部授業に影響 - 中村学園大
8月のDDoS攻撃件数、前月比1.3倍 - 50Gbps超の攻撃も
「VMware Aria Operations」や「VMware Tools」に脆弱性 - 修正版を公開