Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

監視ツール「WhatsUp Gold」の深刻な脆弱性、詳細が明らかに

Progress Softwareが提供するネットワーク監視ツール「Progress WhatsUp Gold」に深刻な脆弱性が見つかった問題で、同脆弱性を報告したTenableは脆弱性の詳細を明らかにした。

8月に「CVE-2024-8785」を報告していたTenableに対し、Progress Softwareより12月2日にCVE情報やパッチのリリースについて情報提供があったことを受け、現地時間12月2日にアドバイザリを公表したもの。

詳細について明らかにし、認証を必要とすることなくリモートから悪用可能であることを明らかにした。

具体的には、対象システムのレジストリ値を上書きしたり、あらたに作成することが可能であると指摘。システムを再起動した際に、外部から細工したファイルを読み込ませ、悪意あるプログラムを実行させることが可能だという。

Progress Softwareでは、現地時間9月24日にセキュリティアドバイザリを公開。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「9.8」とされる「CVE-2024-8785」「CVE-2024-46909」をはじめ、6件の脆弱性を公表している。

ただし、アドバイザリの公開時に脆弱性の具体的な内容については言及しておらず、現地時間9月20日にリリースした「同24.0.1」で修正したことのみ明かしていた。

(Security NEXT - 2024/12/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大
ファイル転送サーバ「SolarWinds Serv-U」に脆弱性 - 「クリティカル」も複数
SonicWall製ファイアウォールにDoS脆弱性 - SSL VPN有効時に影響
エプソン製プロジェクターに脆弱性 - 310機種に影響
国勢調査員が書類紛失、外部持出なしと説明 - 生駒市
県立校文化祭、事前登録者への案内メールで誤送信 - 埼玉県
KDDIとNEC、セキュリティ分野で合弁会社United Cyber Forceを設立
マルウェアの挙動をリアルタイム監視するOSSを公開 - JPCERT/CC
小学校児童の画像を含むカメラとメモリが所在不明 - 名古屋市