「Django」にセキュリティアップデート - 複数の脆弱性を修正
ウェブアプリケーションフレームワーク「Django」の開発チームは、セキュリティアップデートをリリースし、複数の脆弱性に対処した。
現地時間12月4日にセキュリティアドバイザリを公開し、セキュリティアップデートを通じて2件の脆弱性に対処したことを明らかにしたもの。
「CVE-2024-53908」は、Oracleデータベースによる特定の環境下においてSQLインジェクションが可能となる脆弱性。
「HTMLタグ」を除去するメソッドやテンプレートフィルタにおいて、大量の入れ子構造を持つ不完全な「HTMLエンティティ」によってサービス拒否を引き起こすことが可能となる「CVE-2024-53907」も判明している。
脆弱性の重要度をそれぞれ「高(High)」「中(Moderate)」とした。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアなどは示していない。
開発チームでは、「Django 5.1.4」「同5.0.10」「同4.2.17」にて脆弱性を修正。利用者にアップデートを呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/12/06 )
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