Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「PAN-OS」の管理画面が外部公開されていないか確認を

Palo Alto Networksは、同社OS「PAN-OS」の管理インタフェースに脆弱性が指摘された問題でアドバイザリを更新した。インターネットに公開されたデバイスを発見する方法を紹介し、利用者に注意を呼びかけている。

「PAN-OS」は、同社製ファイアウォールなどに搭載されているOS。同ソフトウェアの管理インタフェースに関して、リモートからコードを実行できる脆弱性の指摘があるという。脆弱性の詳細はわかっていない。

管理インタフェースがインターネットに公開されている場合に脆弱性が悪用される可能性があるとし、脆弱性の有無に関わらず同社が推奨するベストプラクティスとして、管理インタフェースへアクセスできる端末を組織内部のIPアドレスのみに制限するよう求めている。

同社は現地時間11月10日に情報を更新。インターネット経由で管理インタフェースにアクセスできるデバイスの確認手順を紹介した。

カスタマーサポートポータル内の「アセット」セクションを参照することで、インターネットに露出した管理インタフェースを持つデバイスが特定できるという。

同社は監視を続けているが、アドバイザリを更新した11月10日の時点でも、悪用の兆候や侵害の痕跡は確認されていないとしている。状況が変化した場合は迅速に対応策を講じるとし、利用者へ最新情報に引き続き注視するよう呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/11/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ファイル共有ツール「ProjectSend」の脆弱性 - 多くが未修正、悪用も
Zyxel製ファイアウォールに対する脆弱性攻撃に注意 - ランサムの標的に
先週注目された記事(2024年11月24日〜2024年11月30日)
「Apache Arrow」のR言語向けパッケージに深刻な脆弱性
住基台帳事務を放置、支援措置対象者の個人情報が流出 - 新潟市
「Versa Director」に深刻な脆弱性 - 「DB」の規定パスワードが共通
文字列関数のバグを自動修正する技術 - NTTと早大が共同開発
アンケートメール誤送信でメアド流出 - 子ども支援団体
協力工事会社のファイルサーバに不正アクセス - 東電グループ会社
熊本暴追センターでサポート詐欺被害 - 相談者情報流出の可能性