Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Chrome」にアップデート - 重要度「クリティカル」の脆弱性を修正

Googleは現地時間10月29日、ブラウザ「Chrome」のセキュリティアップデートをリリースした。重要度がもっとも高い「クリティカル」とされる脆弱性の修正も含まれる。

WindowsおよびmacOS向けに「Chrome 130.0.6723.92」「同130.0.6723.91」、Linux向けに「同130.0.6723.91」をリリースしたもの。2件の脆弱性を修正した。

「CVE-2024-10487」は、グラフィックスライブラリ「Dawn」に判明した脆弱性。域外メモリへ書き込む恐れがあり、10月23日に報告を受けたという。重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

一方、「CVE-2024-10488」は、「WebRTC」に発見された解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性。10月18日に報告を受けたという。重要度は2番目に高い「高(High)」としている。

Googleでは、アップデートを今後数日から数週間をかけて配信する予定で、利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/30 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員がサポート詐欺被害、NAS内の個人情報が流出か - 山形大付属中
市バスのドラレコ映像が保存されたUSBメモリが所在不明 - 川崎市
がん検診クーポン券に別人の住所、委託事業者のミスで - 横須賀市
個人情報流出の可能性、高負荷から事態を把握 - 楽待
Perl向け暗号ライブラリ「CryptX」に複数脆弱性
監視ソフト「IBM Tivoli Monitoring」にRCE脆弱性 - 早急に更新を
掲示板ツール「vBulletin」に深刻な脆弱性 - 実証コードや悪用も
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
委託先で個人情報流出か、セキュリティ監査に虚偽報告 - ソフトバンク
「Wazuh」や「Windows WEBDAV」の脆弱性悪用に注意