Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

コーヒーチェーンの公式サイトが改ざん被害 - 旧版CMSの脆弱性突かれる

関西圏を中心にコーヒーチェーン「ホリーズカフェ」を運営するホリーズは、公式サイトが不正アクセスを受け、改ざんされたことを明らかにした。

同社によれば、9月19日12時半ごろ、旧バージョンのWordPressに存在した脆弱性を突く不正アクセスがあり、公式サイトにおいて一時改ざんされる被害が発生したもの。

無関係なサイトに対して誘導するリダイレクトや、検索サイトに対する不正なインデックス登録などが確認された。

問い合わせフォームより入力された個人情報は、データベースに保存しておらず、ログを調査した結果、メールサーバに対する不正アクセスもなかったとして、個人情報の流出については否定した。

同社では、改ざんの判明を受けてウェブサーバに設置された不正プログラムを削除。利用するサーバの移行とセキュリティ対策の強化を行った。また同社のオンラインストアに関しては異なるサーバで運営しており、不正アクセスの影響はないという。

(Security NEXT - 2024/10/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起