Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

MS 365環境のセキュリティ運用を自動化するサービス - ラック

ラックは、「Microsoft 365」におけるセキュリティ運用業務を自動化、可視化するサービスを提供開始した。

「セキュリティ運用自動化支援サービス for Microsoft 365」は、業務フローについてヒアリングを行った上で、自動化ポイントを特定し、提案やカスタマイズを行うサービス。

「Microsoft 365」の機能を活用したシステムの全体最適化に向けた自動化プロセスを提案するほか、ダッシュボードによる可視化によって迅速な意思決定をサポートするしくみなど整備する。

またパスワード付き暗号化ファイルによるいわゆる「PPAP」の例外対応や、クラウドストレージアクセス制御など運用支援のカスタマイズなどにも対応。設定漏れや手動作業によるリスクの低減や効率化を支援する。

ラックが自社で実施した実績としては、月あたり約50時間の工数を削減できたとしている。

運用開始後も継続的にサポートし、新機能などにも対応できるしくみを構築。マイクロソフトの「Copilot for Security」を活用した支援機能の導入も視野に入れており、あわせて利用者が自立して対応できる範囲を拡大できるようなサポートも同時に進めていく。

料金は個別見積もりとなるが、参考価格は提供期間3カ月で500万円から。販売開始後の初年度は、「Microsoft 365 E5」「同E3」を契約する大規模、中堅利用者10社と契約し、サービス単体で5000万円の売上を目指してサービスを展開していく。

(Security NEXT - 2024/10/28 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Oracle Fusion Middleware」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「Grafana」にクリティカル脆弱性 - なりすましや権限昇格のおそれ
先週注目された記事(2025年11月16日〜2025年11月22日)
DB管理ツール「pgAdmin4」に複数脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Apache Causeway」に深刻な脆弱性 - アップデートで修正
病院職員が患者情報含む受付画面をSNS投稿 - 岩見沢市
土地家屋調査士試験の申請書を誤廃棄 - 保存期間の表示漏れで
学会掲載論文の図表に患者の個人情報 - 神奈川県立病院機構
eラーニングシステムで利用者情報が閲覧可能に - 学研Meds
サイトが改ざん被害、海外オンラインカジノへ誘導 - 拓大