Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Firefox」にゼロデイ脆弱性 - 緊急アップデートが公開

Mozilla Foundationは、ウェブブラウザ「Firefox」に深刻な脆弱性が明らかになったとしてアップデートをリリースした。延長サポート版も影響を受ける。

現地時間10月9日にセキュリティアドバイザリを公開したもの。アドバイザリの公開時点ですでに脆弱性を悪用する攻撃が確認されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

具体的には、解放後のメモリを使用する「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-9680」が判明した。

同脆弱性はアニメーションタイムラインの処理に存在しており、悪用することによりコンテンツのプロセスでコードを実行することが可能となる。

脆弱性の判明を受けて、アップデートとなる「Firefox 131.0.2」および、延長サポート版「Firefox ESR 115.16.1」「Firefox ESR 128.3.1」をリリース。利用者に注意を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/10/10 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

個人情報書類を誤廃棄、庁内書庫への引継ぎ時に判明 - 大阪市
組織内の「SaaS」や「生成AI」リスクを可視化するソリューション
石光商事のランサム被害、SIM搭載PC経由でサーバを侵害
ゆうパックの郵便局控えなど約4万件を紛失 - 兵庫県の郵便局
システム管理用メールドメインがスパム踏み台に - ヤンマーG
シャープ通販サイトでクレカ情報など個人情報流出の可能性
NVIDIAのデータ処理ユニットに複数の脆弱性が判明
DDoS攻撃、前月から約3割減、最大攻撃規模も縮小 - IIJレポート
「WordPress」向け生成AI活用プラグインにRCE脆弱性
「PAN-OS」に含まれるOSS脆弱性を修正 - 重大な影響なし