「Ivanti vTM」の脆弱性狙う攻撃が発生中 - 対策の実施を
アドバイザリが公開された時点で悪用は確認されていなかったが、「概念実証(PoC)」の公開が確認されているとしてIvantiでは利用者に対策を促していた。
アドバイザリ公開当初、一部パッチは未公開だったが、8月19日には「同22.7R2」「同22.6R2」「同22.5R2」「同22.3R3」「同22.2R1」のすべてが出揃った。同社では脆弱性の影響を下げる緩和策などもあわせてアナウンスしている。
Ivanti製品の脆弱性に関しては、「Ivanti Cloud Services Appliance」に判明したコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-8190」が9月13日、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-8963」が同月19日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ登録されるなど、9月に入ってから3件が登録されている。
2023年以降で見ると、2023年に3件、2024年に入ってから8件が「KEV」に登録されている。あわせて注意したい。2023年以降に「KEV」へ登録された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2023-35078:Ivanti Endpoint Manager Mobile(2023/07/25)
CVE-2023-35081:Ivanti Endpoint Manager Mobile(2023/07/31)
CVE-2023-38035:Ivanti Sentry(2023/08/22)
CVE-2023-46805:Ivanti Connect Secure and Policy Secure(2024/01/10)
CVE-2024-21887:Ivanti Connect Secure and Policy Secure(2024/01/10)
CVE-2023-35082:Ivanti Endpoint Manager Mobile、MobileIron Core(2024/01/18)
CVE-2024-21893:Ivanti Connect Secure、Policy Secure、Neurons(2024/01/31)
CVE-2021-44529:Ivanti Endpoint Manager Cloud Service Appliance(2024/03/25)
CVE-2024-8190:Ivanti Cloud Services Appliance(2024/09/13)
CVE-2024-8963:Ivanti Cloud Services Appliance(2024/09/19)
CVE-2024-7593:Ivanti Virtual Traffic Manager(2024/09/24)
(Security NEXT - 2024/09/25 )
ツイート
PR
関連記事
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人
NVIDIAのGPUディスプレイドライバや仮想GPUソフトに複数脆弱性