Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

フィッシングの悪用URLが前月比2.2倍 - 過去最多を更新

調査用のメールアドレスに着信したフィッシングメールを分析したところ、送信元として正規のドメインを偽装したいわゆる「なりすましメール」は約77.1%。前月の約53.4%から23.7ポイント増となった。

送信ドメイン認証技術「DMARC」で受信拒否や隔離が可能だったなりすましメールは約63.5%。前月の約20.0%から大きく上昇している。

一方約13.5%については、「DMARC」のポリシーが「none」とされていたり、「DMARC」そのものが設定されていなかった。

約22.9%は独自ドメイン名を用いて送信されたフィッシングメール。このうち約75.5%は「DMARC」認証に成功していた。

また約84.1%については逆引きが設定されていないIPアドレスから送信されている。

(Security NEXT - 2024/09/20 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

全校生徒の名簿データを第三者へメール誤送信 - 大洲市
ゼロデイ攻撃は8カ月以上前 - 「Active! mail」脆弱性の影響拡大に懸念
物流検品システムなどまもなく復旧、物量制限は解除へ - ランテック
コミュニケーションサポーターのメアド流出 - 茨城県国際交流協会
ランサムでシステム障害、配送遅延など影響 - センコーグループ子会社
職員が顧客情報をUSBメモリで持出、日次確認で判明 - 一関信金
「Erlang/OTP」脆弱性、一部Cisco製品で影響が判明
スポーツグッズ通販サイトで個人情報流出か - 不正プログラムや改ざんを確認
ランサム攻撃で暗号化被害、公共工事のデータも - 松永建設
「ActiveMQ NMS OpenWire Client」にRCE脆弱性 - 修正版が公開