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Cisco、複数アドバイザリを公開 - PoC公開済みの脆弱性も

Cisco Systemsは、セキュリティアドバイザリを公開し、複数製品に関する脆弱性について明らかにした。一部脆弱性はすでに実証コードも公開されている。

現地時間9月4日にセキュリティアドバイザリ5件を公開したもの。「Cisco Smart Licensing Utility」の脆弱性2件に関するアドバイザリについては、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティング。

「Cisco Meraki Systems Manager Agent for Windows」のアドバイザリについては、重要度を2番目に高い「高(High)」とした。検索パスの処理に問題があり、悪意あるライブラリファイルを読み込んで任意のコードを実行されるおそれがある脆弱性「CVE-2024-20430」に対処している。

「Cisco Identity Services Engine」「Cisco Expressway Edge」「Cisco Duo Epic for Hyperdrive」では、重要度が「中(Medium)」とされる脆弱性それぞれ1件が明らかとなった。

「Cisco Identity Services Engine」に判明した「CVE-2024-20469」に関しては、概念実証コード(PoC)が公開済みだという。ただし、悪用は確認されていない。

同社は、脆弱性の影響を受けないバージョンへアップデートするよう求めた。一部に関しては今後順次提供する予定としている。

CVE-2024-20430
CVE-2024-20439
CVE-2024-20440
CVE-2024-20469
CVE-2024-20497
CVE-2024-20503

(Security NEXT - 2024/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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