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Cisco製ライセンス管理ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを

Cisco Systemsは、現地時間9月4日にセキュリティアドバイザリを公開し、ライセンス管理ツール「Cisco Smart Licensing Utility(CSLU)」に関する深刻な脆弱性について明らかにした。

同製品において、認証情報がハードコードされており、API経由でリモートよりログインが可能となる脆弱性「CVE-2024-20439」が判明したもの。

また細工した「HTTPリクエスト」を送信することで、リモートよりAPIアクセスの認証情報をはじめとする機密情報を窃取できる「CVE-2024-20440」が明らかとなった。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアはいずれも「9.8」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。これら脆弱性の悪用や公表は確認されていない。

同社は「Cisco Smart Licensing Utility 2.3.0」にてこれら脆弱性を解消したとしており、同バージョンへアップデートするよう利用者に呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/09/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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