Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ベルギーチョコのECサイト、クレカ情報が流出

ベルギーチョコレートを取り扱う通信販売サイト「ヴィタメール オンラインショップ」が不正アクセスを受け、クレジットカード情報が流出し、不正に利用された可能性があることが判明した。

同サイトを運営するエーデルワイスによれば、システムの脆弱性を突く不正アクセスを受け、ペイメントアプリケーションの改ざん被害が発生したもの。不正なコードを追加され、注文フォームに入力された情報が外部に送信されていた。

2020年4月27日から2024年5月21日にかけて、同サイトでクレジットカード決済を利用した顧客4万5355人に関する個人情報が外部へ流出し、不正に利用された可能性がある。

対象となる項目は、クレジットカードの名義、番号、有効期限、セキュリティコードのほか、生年月日、メールアドレス、パスワードも含まれる。

5月21日に外部より情報流出の可能性について指摘があり、問題が発覚。同月25日にサイトとカード決済を停止した。翌22日に警察へ申告、個人情報保護委員会には同月31日に報告を行った。

外部事業者による調査は7月22日に終えており、対象となる顧客には、8月28日よりメールや書面を通じて事情の説明と謝罪を実施。身に覚えのない請求が行われていないか注意を呼びかける。同サイトの再開日については、決定次第サイト上で告知する予定。

(Security NEXT - 2024/08/29 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

教員採用選考受検者の自己申告用紙が所在不明に - 新潟県
他県で実施した中学校自然教室で生徒名簿が所在不明に - 横浜市
誤った住所へ会員証を送付、システムトラブルで - JAF
Salesforceのローコード開発ツールに脆弱性 - 設定リスクの指摘も
構成管理ツール「Salt」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
MDMサーバから従業員情報流出、削除データも - ジブラルタ生保
「Kibana」に深刻な脆弱性 - 「Chromium」の既知脆弱性に起因
ファッション通販サイトに不正アクセス、通知メールが送信
サイバー攻撃で元従業員情報が流出した可能性 - クミアイ化学工業
「IBM i」のFAX機能に権限昇格の脆弱性 - 修正パッチを提供