「Joomla」にセキュリティアップデート - 「クリティカル」とされる脆弱性も
コンテンツマネジメントシステム(CMS)である「Joomla」の開発チームは、現地時間8月20日に複数の脆弱性を修正したセキュリティアップデートをリリースした。
今回のアップデートでは5件の脆弱性に対応。重要度が「中(Moderate)」とされる脆弱性「CVE-2024-27186」「CVE-2024-27187」「CVE-2024-40743」や、「低(Low)」とされる「CVE-2024-27184」「CVE-2024-27185」を解消している。
開発者による重要度は低いものの、コア部分のページネーション機能に明らかとなったキャッシュポイズニングの脆弱性「CVE-2024-27185」については、より深刻な影響を指摘する声もある。
米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)では、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.1」、重要度を「クリティカル(Critical)」とした。
アクセス制御の不備の脆弱性「CVE-2024-27187」についてもCVSS基本値を「7.5」、重要度を「高(High)」としている。
開発チームでは、「同5.1.3」「同4.4.7」にてこれら脆弱性やバグを修正した。既存サイトに影響を与える可能性のある2件の動作変更も含まれているとし、注意するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/08/28 )
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