Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「SolarWinds WHD」に別の深刻な脆弱性 - 再度修正パッチを公開

8月に入り、「SolarWinds Web Help Desk(WHD)」で危険度の高い脆弱性が修正されたが、別の深刻な脆弱性が明らかとなった。再度ホットフィクスがリリースされている。

同製品では、信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性「CVE-2024-28986」が判明。現地時間8月13日にホットフィクスをリリースし、その後悪用についても報告されているが、10日も経たずに異なる別の脆弱性が明らかとなった。

認証情報がハードコードされている脆弱性「CVE-2024-28987」があらたに判明したもので、リモートより認証なしにシステム内部へアクセスし、データの変更などが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.1」、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。

また前回リリースしたホットフィクスには、クライアントアプリケーションにおいて、添付ファイルのアップロード時にキャンセルやセーブボタンが表示されなくなる不具合も存在していたという。

(Security NEXT - 2024/08/23 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米当局、「FortiWeb」の脆弱性悪用に注意喚起
「FortiWeb」に深刻な脆弱性 - すでに攻撃も
アスクル子会社の受託物流サービス、取引先情報流出の可能性
「ぶちエコサポーター」研修会の参加者宛メールで誤送信 - 山口県
誤って資料を持ち帰り紛失、住民が商業施設で拾得 - 新潟県
従業員個人PCがマルウェア感染、業務用認証情報が流出 - QUICK
番組編集ネットワークにランサム攻撃 - ケーブルテレビ可児
NECのHAクラスタソフト「CLUSTERPRO X」に深刻な脆弱性
Apple、脆弱性を修正した「iOS 18.7.2」「iPadOS 18.7.2」を公開
「Django」にSQLiやDoS脆弱性 - 修正版をリリース