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「GitHub Enterprise Server」に脆弱性 - 管理者権限奪われるおそれ

GitHubは現地時間8月20日、「GitHub Enterprise Server(GHES)」のセキュリティアップデートをリリースした。複数の脆弱性を修正している。

脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、バグバウンティを通じて報告された3件の脆弱性に対処している。

特定のアイデンティティプロバイダを使用した「SAML認証」に脆弱性「CVE-2024-6800」が判明した。「SAML応答」を偽造し、管理者権限を持つアカウントを作成したり、管理者権限でアクセスすることが可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv4.0」のベーススコアは「9.5」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

このほか、認可において正しく処理しない脆弱性「CVE-2024-6337」「CVE-2024-7711」が明らかとなっている。いずれも重要度は「中(Medium)」とした。

同社では、脆弱性を修正した「同3.13.3」「同3.12.8」「同3.11.14」「同3.10.16」をリリース。利用者にアップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/08/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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