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ランサム攻撃グループが「ESXi」脆弱性をゼロデイ攻撃に悪用

マイクロソフトは、多くの企業ネットワークに「ESXi」が導入されており、攻撃者がここ数年好んで標的にしていると指摘。

ハイパーバイザーのファイルシステムを侵害されると、ホストされている仮想マシンなど、広範囲にわたって容易に暗号化が行えるとして警鐘を鳴らした。

「Akira」「Black Basta」「Babuk」「Lockbit」「Kuiper」などのランサムウェアでは、「ESXi」を暗号化するツールなども提供されている。

同社が対応した「ESXiハイパーバイザー」をターゲットとした攻撃のインシデント対応が過去3年間において2倍以上に増加していると述べた。

同社は「CVE-2024-37085」が判明したことを受け、最新の状態へアップデートすることや、「ESXi」における適切な権限管理を呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/07/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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