Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

組込システムの検証テストツール「NI VeriStand」に複数脆弱性

National Instruments(NI) が提供する組込システム向けの検証テストツール「VeriStand」に複数の脆弱性が明らかとなった。

「VeriStand DataLogging Server」や「VeriStand Waveform Streaming Server」に信頼できないデータをデシリアライズする脆弱性が判明。細工したメッセージによりリモートよりコードを実行されるおそれがある。それぞれ「CVE-2024-6793」「CVE-2024-6794」が採番されている。

また「VeriStand Gateway」では、プロジェクトやファイル転送のリソースに対するアクセスにおいて、認証が欠如している「CVE-2024-6805」「CVE-2024-6806」が明らかとなった。

「CVE-2024-6805」を除く3件は、いずれも共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」と評価されており、重要度は4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。「CVE-2024-6805」はCVSS基本値が「7.5」、重要度は「高(High)」とされている。

これら脆弱性は、「VeriStand 2024 Q2」および以前のバージョンに存在しており、同社は影響を受けるソフトウェアをアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2024/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

メール誤送信で会員のメアド流出 - 不動産ファンド運営会社
ファイル共有設定ミスで意図せずCC送信 - メアド閲覧可能に
個人情報含むPCで侵害確認、影響を調査 - 小樽商科大同窓会
ウェブ問合フォームの入力情報が外部流出 - 川本製作所
サーバに攻撃の痕跡、一部情報流出を確認 - 人材サービス事業者
フィッシング報告が減少、URLは9%増 - 4分の3超が独自ドメイン
2025年3Qのネット銀不正送金被害 - 件数、金額ベースともに7割減
2025年3Qクレカ番号盗用被害、3年ぶりに100億円を割り込む
Fortinet「FortiOS」既知脆弱性の悪用を確認 - 認証回避のおそれ
高校で1クラス分の出席簿が所在不明に - 神奈川県