Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開

ストリーミングやバッチデータの統合処理が行える「Spring Cloud Data Flow」に深刻な脆弱性が明らかとなった。

現地時間7月25日にアドバイザリを公開し、アプリケーションのデプロイや管理を行うコンポーネント「Spring Cloud Skipper」の脆弱性「CVE-2024-37084」について明らかにしたもの。

アップロードパスの処理におけるパストラバーサルの脆弱性で、「Spring Cloud Skipper」の「API」にアクセスできる場合、細工したリクエストにより任意の場所にファイルを書き込むことが可能となる。

開発チームは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。ただし、通常「API」は外部ユーザーに公開されていないため、悪用の可能性は限定的としている。

開発チームは、脆弱性を修正した「Spring Cloud Skipper 2.11.4」をリリース。アップデートを呼びかけている。

(Security NEXT - 2024/07/26 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「ChatGPT」のフィッシング攻撃 - アカウント停止と不安煽る
委託先で個人情報を誤送信、半年後に発覚 - 長崎市
脅威情報共有基盤「MISP」がアップデート - 2件の脆弱性を修正
「Apache Struts」にDoS脆弱性 - ディスク領域枯渇のおそれ
リモートアクセス経由で侵害、従業員情報が流出か - 三菱製紙
ランサム被害で個人情報が流出した可能性 - オオサキメディカル
組織向けコラボツール「Mattermost」に脆弱性 - 「クリティカル」も
SWITCHBOT製テレビドアホンに脆弱性 - 親子機の更新を
「Fluent Bit」に認証回避やRCEなど脆弱性 - アップデートで修正
入力委託先で特定健診の受診票などが所在不明に - 守口市