Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社

伊藤忠丸紅鉄鋼の子会社でプラント鋼管事業を展開する三陽商会は、サイバー攻撃により同社が保有する個人情報が外部に流出したことを明らかにした。

同社によれば、4月24日にサーバを経由した不正な通信を検知。機器をネットワークから隔離し、被害状況について調べていたが、外部調査により、同社システムのアカウント情報を管理するシステムを侵害された形跡が確認され、個人情報が流出したことが判明した。

流出が確認されたり、流出した可能性があるのは、同社従業員および元従業員、協力会社従業員、取引先担当者の氏名、電話番号、メールアドレス、会社名、部署名、役職名など約1500件。取引先情報や営業資料なども流出したおそれがある。

同社では、警察へ相談、個人情報保護委員会へ報告するとともに、事実確認など引き続き対応を進めている。またセキュリティ体制の改善、ネットワークに対する監視体制の強化など再発防止に取り組むとしている。

(Security NEXT - 2024/07/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構
RSSフィードが改ざん、外部サイトのリンク混入 - リョーサン菱洋HD
ZohoのExchange監視ツールに深刻な脆弱性 - アップデートを
「Erlang/OTP」「RoundCube」の既知脆弱性が標的に - 米当局が注意喚起
情報セキュリティ教室の参加者一覧が閲覧可能に - NII
採用職員の健診関連情報含む名簿を誤送信 - 奈良県
クレカ不正利用、前四半期比2割増 - 200億円迫る勢い
QNAP、アドバイザリ9件を公開 - 複数脆弱性を修正