「Apache HugeGraph」の深刻な脆弱性を狙うアクセスが増加
分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」の既知脆弱性「CVE-2024-27348」に対して、脆弱性を悪用するアクセスの増加が観測されている。
同脆弱性は、現地時間4月1日にリリースされた「Apache HugeGraph 1.3.0」にて修正された脆弱性。悪用するとサンドボックスの制限を回避してコードを実行し、サーバの制御を奪うことが可能となる。
GitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアを「9.8」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
6月に入り、セキュリティ研究者が脆弱性の分析結果など詳細を公表するとともに、実証コード(PoC)を公開していた。
インターネットにおける脅威動向を観測しているShadowserver Foundationによれば、「CVE-2024-27348」を試行する動きが最初に観測されたのは6月6日だが、7月8日の週よりアクセスが増加。発信元として8件のIPアドレスが確認されているという。
(Security NEXT - 2024/07/18 )
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