Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

「Apache HugeGraph」のRCE脆弱性 - 詳細やPoCが公開

分散型グラフデータベース「Apache HugeGraph」に深刻な脆弱性が明らかとなった問題で、実証コードが公開された。

同ソフトウェアに関しては、現地時間4月1日に「Apache HugeGraph 1.3.0」がリリース。同月22日に脆弱性「CVE-2024-27349」や「CVE-2024-27348」が修正されたことが明らかにされた。

このうち「CVE-2024-27348」について、セキュリティ研究者が分析結果など詳細を公表するとともに、実証コード(PoC)を公開した。

同脆弱性を悪用するとサンドボックスの制限を回避してコードを実行し、サーバの制御を完全に奪うことが可能だとしている。

開発者は「CVE-2024-27348」の重要度を、4段階中2番目に高い「重要(Important)」としていた。GitHubでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価している。

(Security NEXT - 2024/06/06 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Fortraの特権アクセス管理製品「BoKS」に脆弱性 - アップデートで修正
NVIDIAのロボティクス基盤「Isaac Launchable」に深刻な脆弱性
社内侵入の痕跡確認されず、クラウドサービスは個別対応 - BBT
高校で生徒の個人情報含む記録簿を紛失 - 大阪府
委託先でメール誤送信、講座受講者のメアド流出 - 神奈川県
「SSHコンソーシアムTOKAI」の情報発信サイトが改ざん被害
企業サイトが負荷上昇で断続的に停止、原因など調査 - コスミック
事故関係の通話内容含む一部記録媒体が所在不明 - 東京海上ダイレクト
遠隔アクセス用サーバ経由で侵入、個人情報流出の可能性も - サカタのタネ
顧客管理システムの開発委託先で侵害 - 日産ディーラーの個人情報が流出