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「Cisco IOS XR」に脆弱性、「Blast-RADIUS」の影響は調査中

Cisco Systemsは、現地時間7月10日にセキュリティアドバイザリ2件を公開した。「regreSSHion」に関するアドバイザリについても更新している。

「Cisco IOS XR Software」では、脆弱性「CVE-2024-20456」が判明した。セキュアブートのプロセスに問題があり、高い権限を持つ場合に未検証のソフトウェアを導入することが可能だという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「6.7」、重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティング。アップデートを提供している。

「RADIUS」プロトコルにおいて応答を偽装できる「Blast-RADIUS」に関するアドバイザリについても公開した。多くの製品において調査が進められており、公開時点で、影響の有無が確認された製品などは挙がっていない。

また「OpenSSH」のサーバコンポーネントに判明した脆弱性「regreSSHion」に関するアドバイザリを更新。同社製品におけるアップデートのリリース予定など情報を追加した。

(Security NEXT - 2024/07/12 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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