Palo Alto製品に脆弱性 - 重要度「クリティカル」も
「Cortex XDR Agent」では、ファイルの署名を正しくチェックしない「CVE-2024-5912」が明らかとなった。ブロック機能を回避し、デバイス上で信頼できないファイルを実行するおそれがある。CVSSスコアは「6.8」、重要度を「中(Medium)」とした。
一方「Expedition」では、認証が欠如しており、管理者アカウントを奪われるおそれがある「CVE-2024-5910」が判明した。
インポートした認証情報やシークレットなどが危険にさらされるおそれがあるとし、CVSSスコアを「9.3」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。
また「Expedition VMインストールスクリプト」にパスワードがハードコードされており、手動で変更しないとrootとしてアクセス権限の取得が可能となる脆弱性も判明した。
アドバイザリの公開時点で、CVE番号は採番されておらず、「PAN-SA-2024-0006」が識別子として割り振られている。CVSSスコアも示していない。6月5日に更新したスクリプトで修正済みだという。
同社は各製品に向けてアップデートを提供しており、利用者に注意を呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/07/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
2Qの個人「サポート詐欺」相談は912件 - 検挙後に減少
SAML認証ライブラリに脆弱性の指摘 - CVE番号は「拒絶」に
先週注目された記事(2025年7月20日〜2025年7月26日)
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性2件を解消
メール誤送信で留学生受入先のメアドが流出 - 福知山公立大
草津市指定管理者の運営2サイトが改ざん被害 - 偽警告を表示
米当局、悪用脆弱性に6件追加 - SharePoint関連はランサムも悪用
「Apache httpd」のアクセス制御に脆弱性 - 条件分岐が常時「真」に
NASとWi-Fiルータの初期パスワードに注意喚起 - バッファロー
NASがランサム被害、脅迫メッセージを確認 - 福祉サービスのNPO法人