「PHP」の脆弱性、国内でも被害発生 - IPAが注意喚起
情報処理推進機構(IPA)は、国内において6月に判明した「PHP」の脆弱性「CVE-2024-4577」を悪用した「ネットワーク貫通型攻撃」による被害が確認されているとして注意喚起を行った。
問題とされる「CVE-2024-4577」は、PHPの「CGIモジュール」において引数インジェクションが可能となる脆弱性。Windowsにおけるエンコーディング変換機能の影響によるもので、Windows環境で利用している場合に影響を受ける。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「9.8」、重要度は「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。現地時間6月6日にリリースされた「PHP 8.3.8」「同8.2.20」「同8.1.29」にて修正された。
Impervaでは、「WebShell」の設置やランサムウェア「TellYouThePass」の感染活動に悪用されたことを観測。米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁(CISA)も現地時間6月12日に「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ同脆弱性を追加している。
IPAは、国内の複数組織において脆弱性を悪用され、ウェブシェルを設置されるなど、組織ネットワーク内部を標的とするネットワーク貫通型攻撃の被害が国内においても確認されていると指摘。
今後も引き続き組織内ネットワークへの侵入や、他組織に対する攻撃の踏み台などに同脆弱性が悪用されるおそれもあるとし、日々の確認や体制の整備など対策を実施するよう呼びかけている。
(Security NEXT - 2024/07/09 )
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