Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

米当局、「Cisco NX-OS」脆弱性の悪用に注意を喚起

米当局は、「Cisco NX-OS」に明らかとなったコマンドインジェクションの脆弱性「CVE-2024-20399」が悪用されているとして注意を呼びかけた。

現地時間7月2日、米サイバーセキュリティインフラストラクチャセキュリティ庁が「悪用が確認された脆弱性カタログ(KEV)」へ「CVE-2024-20399」を追加し、注意を呼びかけたもの。

米国の行政機関では一定期間内に同脆弱性へ対応する義務が生じる。また同リストへ追加された脆弱性は、広く悪用されるおそれもあり、利用者は注意が必要となる。

同脆弱性に関しては、現地時間7月1日にCisco Systemsがセキュリティアドバイザリを公開。悪用には製品の管理者権限が必要とし、重要度を上から3番目にあたる「中(Medium)」にとどめる一方、4月より悪用の試行が行われていたことを明らかにしている。

その後もCisco Systemsではセキュリティアドバイザリを更新しており、一部製品よりアップデートを順次提供していると説明。

脆弱性の悪用が可能となる条件など詳細を明らかにしたほか、脆弱性の影響を受けない製品のリストなども公表している。

(Security NEXT - 2024/07/04 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

「Citrix Bleed 2」への懸念広がる - 提供元は「悪用未確認」強調
メッセージ保護アプリ「TM SGNL」の複数脆弱性、悪用リストに追加
県立高で奨学金申請希望一覧表を生徒に誤配付 - 新潟県
新規就農者向けの研修案内メールで誤送信 - 諫早市
ランサムウェア被害による個人情報流出を確認 - 日本セラミック
都校務支援システムに不具合 - 102校の健診データを誤登録して喪失
「NetScaler ADC」脆弱性、パッチ公開前から攻撃発生
シルバー人材センターで広報配布名簿を置き配、所在不明に - 北広島市
「NetScaler ADC/Gateway」にゼロデイ脆弱性 - 早急に更新を
「Chrome」にゼロデイ脆弱性、アップデート公開 - 軽減策の実施も