「OpenSSL」のAPI関数に脆弱性 - 今後のアップデートで修正予定
「OpenSSL」の開発チームは現地時間6月27日、一部APIで使用する関数に脆弱性が明らかになったとしてセキュリティアドバイザリを公開した。
一部関数に「バッファーオーバーリード」の脆弱性「CVE-2024-5535」が見つかったことを明らかにしたもの。
特定環境下で同関数を呼び出すと、利用するアプリケーションでサービス拒否が発生したり、メモリの内容が送信され、情報漏洩が生じるおそれがあるという。
攻撃者の制御環境下にないと悪用は困難だが、APIを呼び出すアプリケーションの設定ミスや、プログラミングのエラーによって偶発的に生じる可能性がある。
「OpenSSL 3.3」「同3.2」「同3.1」「同3.0」「同1.1.1」「同1.0.2」に影響があり、重要度は4段階中もっとも低い「低(Low)」とした。
リポジトリ内で修正を行ったが、セキュリティアドバイザリのリリース時点でアップデートは用意していない。今後リリースする「同3.3.2」「同3.2.3」「同3.1.7」「同3.0.15」「同1.1.1za」「同1.0.2zk」にて修正を反映する予定。
(Security NEXT - 2024/07/01 )
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