「VMware Cloud Director」や機能拡張に脆弱性 - アドバイザリを公開
Broadcomは、現地時間6月27日にセキュリティアドバイザリを公開し、仮想データセンターを構築するためのプラットフォームである「VMware Cloud Director」や、同製品の機能拡張に関する脆弱性について明らかにした。
「VMware Cloud Director」では、権限管理の不備に起因する脆弱性「CVE-2024-22272」が判明。認証済みテナント管理者が誤って組織を無効にしてしまうおそれがあり、組織の範囲内におけるアクティブなセッションでサービス拒否が生じるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「4.9」、重要度を「中(Moderate)」とレーティング。「同10.6」にて脆弱性を修正した。
またオブジェクトストレージ機能を提供する機能拡張「VMware Cloud Director Object Storage Extension」では、「CVE-2024-22276」が明らかとなった。
隣接したネットワークよりアクセスする権限を持つ場合に、ログに記録されたURLから機密情報を参照されるおそれがある。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「5.3」、重要度は「中(Moderate)」と評価されている。「同3.1」「同2.2.3.1」にて修正された。
(Security NEXT - 2024/06/28 )
ツイート
PR
関連記事
「Kubernetes」マルチテナント管理ツール「Capsule」に深刻な脆弱性
Google、「Chrome 139」をリリース - AIが発見した脆弱性を修正
「Firefox 142」を公開 - 9件の脆弱性を解消
中学PTA議決資料が閲覧可能に、クラウドで設定ミス - 奈良市
緑地管理者がボランティア宛てメールを「CC」送信 - 名古屋市
旧保育所に不法侵入、建物内部に個人情報 - 北見市
マイナンバー文書を誤廃棄、保存期限の設定ミスで - 上三川町
「VMware Tanzu for Valkey」の脆弱性を修正 - 「クリティカル」も
「PostgreSQL」にセキュリティアップデート - 「13系」は11月にEOL
米当局、「Trend Micro Apex One」に対する脆弱性攻撃に注意喚起