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「FreeRTOS-Plus-TCP」のDNS処理に脆弱性 - アップデートで修正

組込システム向けリアルタイムOS「FreeRTOS」へ「TCP/IPスタック」を追加した「FreeRTOS-Plus-TCP」に脆弱性が明らかとなった。

DNSのレスポンスにおけるドメイン名を解析する際、細工されたレスポンスを処理するとバッファオーバーリードが生じる「CVE-2024-38373」が明らかとなったもの。

同OS内でDNS機能を使用するアプリケーションに影響があるという。DNS機能が有効となっていても、アプリケーションがDNSを利用しない場合は、影響を受けない。

CVE番号を採番したGitHubでは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.6」、重要度を「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

一方、米国立標準技術研究所(NIST)の脆弱性データベース「NVD」ではCVSS基本値を「8.1」、重要度を「高(High)」と評価している。

開発チームでは、現地時間6月13日にリリースした「同4.1.1」にて脆弱性を修正。その後「同4.2.0」がリリースされている。

(Security NEXT - 2024/06/27 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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