転職支援サイトに不正アクセス - 海外サイトに会員情報
人材紹介サービスを展開するワークポートは、同社が運営する転職支援サイトより会員情報が流出した可能性があることを明らかにした。
同社によれば、顧客情報と見られる情報が海外のウェブサイト上へ掲載されていることを4月23日に把握。調べたところ、掲載内容に同社の顧客情報が一部一致したことから、情報が流出したおそれがあることがわかった。
外部事業者が調査を行ったところ、サーバに不正なファイルを設置され、情報が窃取された可能性があることが判明。サーバの脆弱性を突く不正アクセスを受けたものと見られる。
対象となるのは、2019年1月1日から2024年4月19日にかけて同サイトに登録した一部会員の氏名、電話番号、生年月日、メールアドレスのほか、在住都道府県コード、希望勤務地コード、希望職種名など。パスワードのハッシュ値も含まれる。
同社では、サーバに設置された不正ファイルを削除。サイトをあらたな環境へ移行させた。
対象となる会員には、6月4日より経緯を報告するとともに謝罪している。あわせて警察と個人情報保護委員会へ報告を行った。
(Security NEXT - 2024/06/11 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
「Firefox 138」がリリース - 複数の脆弱性を修正
一部工事注文書控が所在不明、誤廃棄の可能性 - カンセキ
法人会員情報が流出、脆弱性の点検過程から発覚 - 関西エアポート
セイコーエプソン製プリンタドライバに脆弱性 - 日本語以外の環境に影響
DDoS攻撃が件数減、一方100Gbps超の攻撃も - IIJレポート
Google、ブラウザ最新版「Chrome 136」を公開 - 8件のセキュリティ修正
米当局、悪用が確認された脆弱性4件について注意喚起
海外子会社がランサム被害、影響など詳細を調査 - 淀川製鋼所
システム障害、調査でランサムウェアが原因と判明 - 近鉄エクスプレス
パッチや緩和策の適用、メモリ保護を統合した脆弱性対策製品