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クラウドの誤設定で顧客情報がアクセス可能に - 衣料品メーカー

衣料品メーカーのシンゾーンは、クラウドにおいて設定ミスがあり、顧客情報や従業員の個人情報が、外部からアクセスできる状態だったことを明らかにした。

同社によれば、社内向けのポータルサイトで管理していた顧客情報や従業員の個人情報が、外部からアクセス可能な状態にあったもの。対象期間は、最長で2023年8月2日から2024年5月15日までとしている。

対象となる顧客は最大約4万2400人。氏名や住所、電話番号、メールアドレス、生年月日、性別、購入履歴、職業、婚姻歴、問い合わせ内容などが含まれる。同社従業員については最大75人の氏名と顔写真が閲覧可能だった。

5月15日に問題が発覚し、非公開設定へ変更。サイトに紐づく関連システムのパスワードを変更した。原因については調査を進めている。

同社では5月22日より、対象となる顧客に説明を行っており、対象となる従業員に対しては、説明会を実施した。個人情報保護委員会に対しても報告を行っている。

(Security NEXT - 2024/05/31 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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