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「IBM Security Guardium」に複数脆弱性 - パッチの適用を

IBMが提供するセキュリティソリューション「IBM Security Guardium」に複数の脆弱性が明らかとなった。アップデートが提供されている。

現地時間5月10日にアドバイザリをリリースし、依存するサードパーティ製ソフトウェアも含め、CVEベースであわせて10件の脆弱性について明らかにしたもの。「同12.0」「同11.5」「同11.4」「同11.3」が影響を受ける。

悪用には認証が必要となるが、細工したリクエストによりコマンドの実行が可能となる「CVE-2023-47709」や、「PostgreSQL」においてバッファオーバーフローが生じる「CVE-2023-5869」などに対応した。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.0」のベーススコアを見ると、今回対応した脆弱性のなかでは「CVE-2023-47709」が「9.1」ともっとも高く、「CVE-2023-5869」が「8.8」と続いている。5件の脆弱性は7点台と評価されている。

同社では各バージョンに向けて脆弱性を修正するパッチをリリースした。今回対応した脆弱性は以下のとおり。

CVE-2023-5367
CVE-2023-5869
CVE-2023-5870
CVE-2023-34054
CVE-2023-34058
CVE-2023-34059
CVE-2023-34062
CVE-2023-47709
CVE-2023-47711
CVE-2023-47712

(Security NEXT - 2024/05/24 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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