活用進む「AI」、攻撃者側より対策側に多くの恩恵との声も
懸念する声がある一方、「AI」に対するポジティブな見方も少なくない。
「AI」がセキュリティ業務の効率を向上させるか尋ねたところ、「非常にそう思う(55%)」「ややそう思う(35%)」をあわせると9割にのぼる。
具体的には「ネットワークトラフィックの監視、マルウェア検出(37%)」「ユーザーの行動パターンの分析(63%)」「繰り返し作業の自動化(60%)」「脅威の検出および阻止(57%)」「インシデント対応の自動化(56%)」などに役立つと考えていた。
また4割強が、セキュリティ関係者の方が脅威アクターよりも「AI」の恩恵を受けると回答。19%が「非常にそう思う」と回答しており、25%も「ややそう思う」と答えた。「あまりそうは思わない(17%)」「まったくそうは思わない(8%)」を上回っている。
AI規制への取り組みについては、26%が安全かつ倫理的な使用に関する方針を策定しており、31%が協議していると答えた。導入にあたっても、22%が安全確保と導入方法の方針を定めており、34%が協議を進めていると回答した。

セキュリティ専門家にとってAIがどのように役立つか(グラフ:ISC2)
(Security NEXT - 2024/05/24 )
ツイート
関連リンク
PR
関連記事
MS、6月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性などへ対応
「Adobe Acrobat/Reader」に複数脆弱性 - アップデートで修正
「FortiOS」に複数脆弱性 - 権限の昇格やセッション管理不備など修正
「Chrome」に複数脆弱性 - セキュリティアップデートで解消
「Adobe Commerce」に緊急対応必要な脆弱性 - 「Magento」も注意
ATM取引情報が保存された外部記録媒体を紛失 - 苫小牧信金
県営住宅家賃滞納者情報含む一部督促状を誤送付 - 神奈川県
廃棄カルテが一般ゴミに紛れる、搬送中に飛散 - 薩摩川内市
職業性曝露事故の関係者情報含むUSBメモリが所在不明 - 秋田大病院
メルアカ乗っ取り被害、スパム送信の踏み台に - MaOI機構