前月の更新で「Bamboo」「Jira」など脆弱性14件を修正 - Atlassian
Atlassianは現地時間2025年10月21日、セキュリティアドバイザリを公開し、前月のアップデートで「Bamboo」や「Jira」など複数製品において脆弱性に対処したことを明らかにした。
バグ報奨金プログラムや侵入テスト、サードパーティライブラリの検査などを通じて発見されたのべ14件の脆弱性に対処したもの。製品間の重複を除くと、CVEベースで6件の脆弱性に対処している。いずれも重要度は4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。
「Jira」や「Jira Service Management」におけるパストラバーサルの脆弱性「CVE-2025-22167」が判明し、修正を実施した。
依存関係にある「Netty」に判明したHTTPリクエストスマグリングの脆弱性「CVE-2025-58056」やサービス拒否の脆弱性「CVE-2025-58057」など、これら3件の脆弱性については、今回判明したなかでは共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアがもっとも高く、「8.7」と評価されている。
また「Bamboo」や「Jira」などで「Apache Tomcat」の脆弱性「CVE-2025-48989」へ対処したほか、「Apache Commons FileUpload」の「CVE-2025-48976」、「Jakarta Mail」や「Eclipse Angus Mail」に関する「CVE-2025-7962」などサードパーティ製ソフトウェアに起因する脆弱性が判明し、修正された。いずれもCVSS基本値は「7.5」と評価されている。
前月のアップデートで修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2025-7962
CVE-2025-22167
CVE-2025-48976
CVE-2025-48989
CVE-2025-58056
CVE-2025-58057
(Security NEXT - 2025/10/24 )
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