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SAP、5月の定例パッチを公開 - 重要度高い脆弱性などを修正

SAPは現地時間5月14日、月例のセキュリティアップデートを公開し、複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」に新規14件を含む17件のセキュリティアドバイザリを公開したもの。

新規に公開されたアドバイザリを見ると、重要度が4段階中もっとも高い「Hot News」とされるアドバイザリは2件。

具体的には複数の脆弱性に起因した「SAP Commerce」の「CVE-2019-17495」に対応した。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアは「9.8」と評価されている。

また「SAP NetWeaver Application Server ABAP」「ABAP Platform」では、ファイルアップロードの脆弱性「CVE-2024-33006」が判明した。CVSS基本値は「9.6」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/05/16 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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