Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Mozilla、ブラウザの最新版「Firefox 126」を公開

Mozilla Foundationは現地時間5月14日、ブラウザの最新版となる「Firefox 126」をリリースした。新機能を追加したほか、複数の脆弱性を解消している。

今回のアップデートでは、ネストされたURLから追跡などを行うパラメータを除くURLのコピー機能を実装。「zstandard」による圧縮に対応するなど新機能を追加したほか、あわせて16件の脆弱性に対処している。

解放後のメモリを使用するいわゆる「Use After Free」の脆弱性「CVE-2024-4764」や、「PDF.js」において「JavaScript」が実行されるおそれがある「CVE-2024-4367」については、重要度を4段階中、上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングしている。

さらに「中(Moderate)」とされる9件や「低(Low)」とされる5件の脆弱性に対処した。

あわせて延長サポート版「Firefox ESR 115.11」を提供しており、6件の脆弱性に対応している。「Firefox 126」にて修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-4367
CVE-2024-4764
CVE-2024-4765
CVE-2024-4766
CVE-2024-4767
CVE-2024-4768
CVE-2024-4769
CVE-2024-4770
CVE-2024-4771
CVE-2024-4772
CVE-2024-4773
CVE-2024-4774
CVE-2024-4775
CVE-2024-4776
CVE-2024-4777
CVE-2024-4778

(Security NEXT - 2024/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

Apple、「macOS Sequoia 15.3.2」や「Safari 18.3.1」をリリース
Apple、「iOS 18.3.2」など公開 - 旧iOSにゼロデイ攻撃の可能性
米当局、Windowsに対するゼロデイ攻撃に注意喚起
MSが3月の月例パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性6件を修正
「Adobe Acrobat/Reader」に深刻な脆弱性 - アップデートが公開
「Firefox 136」がリリース - ESR版では「クリティカル」脆弱性を修正
2024年の不正アクセス届出166件 - 脆弱性や設定不備が標的に
「OpenText Identity Manager」の脆弱性に注意 - 認証情報漏洩のおそれ
「Ivanti EPM」「VeraCore」が脆弱性攻撃の標的に - 米当局が注意喚起
Ivantiの「ISAC」「N-MDM」に脆弱性 - アップデートで修正