Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortinetの「FortiOS」に複数脆弱性 - 重要度は「中」

Fortinetは、同社アプライアンス製品が搭載する「FortiOS」において複数の脆弱性に対処したことを明らかにした。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、現地時間5月14日に「FortiOS」に関するセキュリティアドバイザリ5件を公開したもの。一部脆弱性は「FortiProxy」も影響を受ける。

脆弱性によって影響を受けるバージョンは異なるが、6件の脆弱性を解消したこと明らかにした。重要度はいずれも4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティング。「クリティカル(Critical)」「高(High)」とされるアドバイザリはなかった。

具体的には、ウェブユーザーインタフェースに判明したバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-46714」を修正。管理者権限を持つ場合に任意のコードが実行可能で、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.2」と評価されている。

さらにIPアドレスのなりすましが可能となる「SSL-VPNコンポーネント」に判明した「CVE-2023-45586」へ対応した。「SSL-VPNトンネルモード」において別のユーザーのIPアドレスを偽装し、パケットを送信することが可能だという。

(Security NEXT - 2024/05/15 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

ビデオ会議サービスのZoom、脆弱性9件を公表
「MS Edge」のアップデート、脆弱性5件を修正
MS、11月の月例修正パッチを公開 - ゼロデイ脆弱性にも対応
「Chrome」のスクリプトエンジン「V8」に脆弱性 - 修正版を公開
「Firefox 145」をリリース - 16件の脆弱性に対処
「Ivanti EPM」にセキュリティアップデート - 脆弱性3件を修正
口座振込通知書を誤送信、データ出力時のミス気付かず - 燕市
地域計画PDFに個人情報 墨塗りでも参照可能 - 小千谷市
国勢調査書類、未回答世帯の訪問時に紛失か - 大野城市
第三者がサーバより情報を窃取、データ暗号化は確認されず - プラ製品メーカー