「Adobe Acrobat/Reader」にアップデート - 脆弱性12件を修正
Adobeは、「Adobe Acrobat」および「Adobe Reader」のセキュリティアップデートをリリースした。
各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせ、現地時間5月14日にリリースし、12件の脆弱性を修正した。
同社による脆弱性の重要度を見ると、9件を3段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。のこる3件は、2番目に高い「重要(Important)」。
共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを見ると、「Use After Free」の脆弱性5件をはじめ、「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性はいずれも「7.8」と評価されている。
同社はこれら脆弱性に対応したアップデートを用意。「Continuousトラック」の利用者向けに「同24.002.20759」、「Classicトラック」向けに「同20.005.30636(Windows版)」「同20.005.30635(macOS版)」をリリースした。
適用優先度については、3段階中もっとも低い「3」とし、任意のタイミングで更新するよう利用者へ呼びかけている。今回修正された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2024-30284
CVE-2024-30310
CVE-2024-30311
CVE-2024-30312
CVE-2024-34094
CVE-2024-34095
CVE-2024-34096
CVE-2024-34097
CVE-2024-34098
CVE-2024-34099
CVE-2024-34100
CVE-2024-34101
(Security NEXT - 2024/05/15 )
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