Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ウェブサーバが迷惑メール送信の踏み台に - タカラベルモント

美容機器や化粧品の製造、販売を手がけるタカラベルモントは、サーバが不正アクセスを受け、フィッシングメールを送信する踏み台に悪用されたことを明らかにした。個人情報が流出した可能性もあるとして詳細を調べている。

同社によれば、4月5日に海外向けサイトのサーバよりなりすましによるフィッシングメールが送信されていることが判明したもの。

サーバで利用しているアプリケーションの一部に存在する脆弱性を突かれ、海外のIPアドレスから不正アクセスを受けたという。

サーバ上で管理していた個人情報に対するフィッシングメールの送信は確認されておらず、4月17日の時点で被害や流出の痕跡は確認されていないが、個人情報が流出した可能性もある。氏名や住所、電話番号、性別、メールアドレス、サロンや医院といった所属などが含まれる。

同社では、攻撃を行ったIPアドレスからのアクセスを遮断。脆弱性を修正した。引き続き調査を進めるとともに再発防止策を講じていくとしている。

(Security NEXT - 2024/04/18 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

イベント説明会の申込フォームで設定ミス - えどがわボランティアセンター
MDMサーバに不正アクセス、従業員情報が流出 - 三菱オートリース
「Cisco FMC」に深刻な脆弱性 - 認証なしでコマンド実行のおそれ
Cisco、ファイアウォール製品群にアドバイザリ21件を公開
「Apache Tomcat」にアップデート - 脆弱性「MadeYouReset」を解消
「HTTP/2」実装に「MadeYouReset」脆弱性 - DoS攻撃のおそれ
「Exchange Server」のハイブリッド構成に深刻な脆弱性 - MSが定例外アドバイザリ
登録セキスペ試験、2026年度からCBT方式に移行
秘密管理ツール「OpenBao」に脆弱性 - 任意のコード実行が可能に
N-ableのIT管理ツールにゼロデイ脆弱性 - 米当局が悪用に注意喚起