Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Fortra製ワークフロー管理ツールのエージェントに深刻な脆弱性

Fortraが提供する「Robot Schedule Enterprise」のWindows向けエージェントに脆弱性が明らかとなった。同社は脆弱性の重要度を「クリティカル(Critical)」とし、利用者に注意を呼びかけている。

同製品は、バッチ処理やワークフローなどを管理できるソリューション。現地時間3月28日にセキュリティアドバイザリを公開し、同製品のWindows向けエージェントにおける脆弱性「CVE-2024-0259」について明らかにした。

権限の低いユーザーがサービスの実行可能ファイルを上書きでき、置き換えたバイナリはシステム権限で実行されるため、権限の昇格が可能になるという。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「7.3」となるが、同社は脆弱性の重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

同社は、現地時間3月20日に「同3.04」をリリースし、同脆弱性を解消している。

(Security NEXT - 2024/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

手術情報含むデータ移管用USBメモリが所在不明 - 倉敷中央病院
Atlassian、前月更新で脆弱性46件を修正 - クリティカル9件含むも影響は限定的
NVIDIAのAI基盤「NeMo Framework」に複数脆弱性 - 修正版が公開
「Trend Micro Apex One」のEDR機能に脆弱性 - パッチは2026年1月に公開
約4万件の脆弱性から分析、2025年の危険な「脆弱性タイプ」トップ25
データ管理システムで設定ミス、顧客情報が閲覧可能に - ピラティス専門店
システムやECサイトで攻撃検知、関連性は未確認 - タカラスタンダード
相談内容など2198件含む報告書をメールで誤送信 - 名古屋市
不正アクセスで医療従事者情報などが流出か - 富士フイルムメディカル
保管していた国勢調査関係書類が一部所在不明、検査過程で判明 - 福岡市