Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

WP向けeラーニングプラグインに再度深刻な脆弱性が判明

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているeラーニングプラグイン「MasterStudy LMS」に深刻な脆弱性が明らかとなった。3月末にも脆弱性が修正されているが、異なる脆弱性となるため注意が必要。

「同3.3.3」および以前のバージョンにおいて、認証を必要とすることなく、サーバ上に任意のファイルを挿入できる脆弱性「CVE-2024-3136」が明らかとなったもの。

ファイル内に任意のPHPコードを埋め込むことで、コードの実行、アクセス制御のバイパス、機密データの窃取などが可能となる。

DefiantのWordfenceは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」におけるベーススコアを「9.8」、重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングしている。

開発者は、現地時間4月4日にリリースした「同3.3.4」にて同脆弱性へ対応した。同月8日には最新版となる「同3.3.5」をリリースしている。

同プラグインに関しては、CVSS基本値が「9.8」とされる「CVE-2024-2409」「CVE-2024-2411」なども判明しており、3月後半の更新で修正されていた。

(Security NEXT - 2024/04/09 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

米親会社委託先にサイバー攻撃 - 希少疾患の製薬会社
未使用でも影響、7月修正の「IEゼロデイ脆弱性」 - 遅くとも5月に悪用
2Qはインシデントが約8.5%増 - フィッシングが増加
アカウント管理システムに侵害の痕跡、個人情報が流出 - 伊藤忠丸紅鉄鋼子会社
Dockerエンジンの認証プラグインに脆弱性 - CVSSは最高値だが悪用可能性は低
「BIND 9」にアップデート - DoS脆弱性4件を修正
Chromeのアップデートが公開 - セキュリティ関連で24件の修正
「MS Edge」にセキュリティアップデート - 脆弱性8件を修正
ブラウザ「Chrome」にアップデート - セキュ関連で10件の修正
特権アクセス管理製品「Symantec PAM」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も