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WPプラグイン「LayerSlider」に深刻な脆弱性 - 発見者は報奨金最高額を獲得

コンテンツマネジメントシステム(CMS)の「WordPress」向けに提供されているプラグイン「LayerSlider」に深刻な脆弱性が明らかとなった。アップデートにて修正されている。

同ソフトウェアは、「WordPress」のコンテンツ表示において視覚効果を追加することができるプラグイン。一部アクションにSQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-2879」が明らかとなった。

同脆弱性は、「同7.10.0」から「同7.9.11」までのバージョンに存在。認証なしに悪用することが可能で、クエリを追加してデータベースを不正に操作し、データの窃取などが可能となる。

DefiantのWordfenceは、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアを「9.8」と評価。重要度をもっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

Wordfenceが実施していたバグ報奨金キャンペーンを通じて現地時間3月25日に報告を受けたという。報告者は同プログラムにおいて最高額となる5500ドルを獲得した。

同プラグインを開発するKreaturaでは、現地時間3月27日にアップデートとなる「同7.10.1」をリリース。同脆弱性を解消した。

(Security NEXT - 2024/04/08 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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