Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

ブラウザ「MS Edge」にアップデート - 9件の脆弱性を修正

マイクロソフトは現地時間3月22日、同社ブラウザ「Microsoft Edge」のセキュリティアップデートをリリースした。同ブラウザ特有の脆弱性2件を含め、あわせて9件の脆弱性を解消している。

「Chromium 123.0.6312.59」「同123.0.6312.58」をベースとする「Microsoft Edge 123.0.2420.53」をリリースしたもの。

「Chromium」で修正された脆弱性7件にくわえて、「Microsoft Edge」特有の脆弱性2件に対処している。重要度はいずれも4段階中もっとも低い「注意(Low)」とした。

「CVE-2024-26247」は、クロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性。ユーザーが細工されたURLをクリックすると「API」におけるセキュリティ機能をバイパスされるおそれがある。共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「4.7」。

「CVE-2024-29057」はなりすましの脆弱性で、ブラウザのユーザーインタフェースに偽装が可能になるという。CVSS基本値は「4.3」と評価されている。

今回修正された脆弱性は以下のとおり。

CVE-2024-2625
CVE-2024-2626
CVE-2024-2627
CVE-2024-2628
CVE-2024-2629
CVE-2024-2630
CVE-2024-2631
CVE-2024-26247
CVE-2024-29057

(Security NEXT - 2024/03/25 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

データ分析ツール「Apache Kylin」に認証回避の脆弱性
NoSQLデータベース「Redis」に複数脆弱性 - 「クリティカル」も
一部サーバでランサム被害、データ転送量は限定的 - HAホールディングス
「Zabbix」のWindows向けエージェントに権限昇格の脆弱性
「Oracle E-Business Suite」が標的に - 更新や侵害状況の確認を
Red HatのGitLab環境が侵害 - サプライチェーンへの影響なし
先週注目された記事(2025年9月28日〜2025年10月4日)
【特別企画】国内外専門家が集うインテリジェンスサミット - 非公開の最新脅威情報も
ランサム被害を公表、手作業で受注対応 - アサヒグループHD
監査関連資料を誤送信、メアド入力ミスで - 三重県