Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

無許可で持ち帰った業務用記録メディアが鞄ごと盗難被害 - さいたま市

さいたま市は、水道局の職員が業務情報を含む記録メディアを外部に持ち出し、盗難被害に遭ったことを明らかにした。

同市によれば、同局財務課の職員が在宅作業する際、3月11日に許可なく光ディスクを持ち出し、そのまま鞄から取り出すのを忘れていたところ、同月13日の帰宅途中に鞄ごと盗難被害に遭った。

職場において光ディスクのデータ消去作業を行ったが、完全に消去されたことを確認できなかったことから、自宅で破棄しようと持ち出していたという。

メディアの内部には水道局職員391人、会計年度任用職員7人、個人1人、53事業者において振込先となる金融機関の口座情報が保存されていたと見られる。金融機関、支店、口座番号や名義、振込金額、振込日などが含まれる。

同市では対象となる関係者に、電話で経緯について説明し、謝罪を行った。

データ持ち出し時における情報管理者の許可や、返却時の確認、使用後の光ディスクをシュレッダーで粉砕処理するなど、対策を徹底して再発防止を図るとしている。

(Security NEXT - 2024/03/21 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

「Chrome」にアップデート - ゼロデイ脆弱性などに対応
「Chrome」にアップデート - 5件のセキュリティ修正
「Firefox 143」を公開 - 脆弱性11件を解消
Wondershareのファイル修復ソフトに脆弱性 - パッチ提供状況は不明
UTM製品「WatchGuard Firebox」のVPN機能に深刻な脆弱性
PTA理事宛の一斉メールで誤送信 - 埼玉県立高
職員が個人情報窃取 退職後も委託先から - 堺市文化振興財団
一部高齢者調査票が所在不明、民生委員が誤廃棄か - 西宮市
国交省にサイバー攻撃、ネットワーク経由で内閣府に影響
包装資材の通販サイトで侵害被害 - 詳細は調査中