Atlassian、3月の月例アドバイザリを公開 - 脆弱性24件に対応
Atlassianは現地時間3月19日、2月の月例セキュリティアドバイザリを公開し、複数の製品において脆弱性を修正したことを明らかにした。
サードパーティ製ソフトウェアに明らかとなった脆弱性を含め、同社製品間の重複を除く24件の脆弱性に対応したことを明らかにしたもの。前月にリリースしたバージョンでこれら脆弱性を修正したとしており、各製品において最新版へ更新するよう呼びかけた。
SQLインジェクションの脆弱性「CVE-2024-1597」については、共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアが「10.0」、重要度が4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングされている。
「PostgreSQL JDBC Driver」に明らかとなった脆弱性で「Bamboo」が依存関係にあるが、同製品への影響は小さいことから定例アドバイザリによる公開になったと説明している。
「Confluence」では、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-21677」やサービス拒否の脆弱性「CVE-2023-36478」などに対処。CVSS基本値はそれぞれ「8.3」「7.5」、重要度はともに「高(High)」とレーティングしている。
また「Bamboo」「Bitbucket」において、重要度が「高(High)」とされるサービス拒否の脆弱性「CVE-2024-21634」に対応した。
さらに「Jira Software」では、20件の脆弱性を解消している。いずれもCVSS基本値は「7.5」、重要度は「高(High)」とした。今回のアドバイザリで言及された脆弱性は以下のとおり。
CVE-2022-3171
CVE-2022-3509
CVE-2022-24839
CVE-2022-28366
CVE-2022-29546
CVE-2022-34169
CVE-2022-40146
CVE-2022-40149
CVE-2022-40150
CVE-2022-41704
CVE-2022-42890
CVE-2022-45685
CVE-2022-45688
CVE-2023-1436
CVE-2023-5072
CVE-2023-34453
CVE-2023-34454
CVE-2023-34455
CVE-2023-36478
CVE-2023-39410
CVE-2023-43642
CVE-2024-1597
CVE-2024-21634
CVE-2024-21677
(Security NEXT - 2024/03/21 )
ツイート
PR
関連記事
市サイトに個人情報含むPDFファイルを誤掲載 - 東御市
増加傾向から一転、被害額が4割弱減 - クレカ不正利用
研修申込者への受講承認メールで誤送信 - 茨城県社会福祉協議会
シフト管理SaaSに攻撃、従業員情報が流出 - スターバックス
偽「国勢調査」に注意 - 罰則で不安煽り、記念品で関心引く
NVIDIAのAI基盤「HGX」「DGX」に権限昇格の脆弱性 - 修正版リリース
Java環境向けテンプレートエンジン「jinjava」に深刻な脆弱性
「MS Edge」にアップデート - ゼロデイ脆弱性を解消
Fortraのファイル転送ソフト「GoAnywhere MFT」に深刻な脆弱性
監視カメラやNASを狙う「Mirai」感染活動を引き続き観測 – JPCERT/CC