SonicWallの「SonicOS」やメールセキュリティ製品に脆弱性
SonicWallは、現地時間3月13日にセキュリティアドバイザリ3件を公開し、「SonicOS」や「SonicWall Email Security」に関する脆弱性について明らかにした。
「SonicOS」に関する2件の脆弱性「CVE-2024-22396」「CVE-2024-22397」や、「SonicWall Email Security」の脆弱性「CVE-2024-22398」に関するアドバイザリをリリースしたもの。いずれも重要度は4段階中、上から3番目にあたる「中(Medium)」とレーティングしている。
「CVE-2024-22396」は「SonicOS」の「IPSec」において整数バッファオーバーフローが生じる脆弱性。「IKEv2」において細工したファイルを送りつけることでリモートより任意のコードを実行したり、サービス拒否を引き起こすことが可能となる。
また「SonicOS」の「SSL VPNポータル」においてクロスサイトスクリプティング(XSS)の脆弱性「CVE-2024-22397」が明らかとなった。共通脆弱性評価システム「CVSSv3」のベーススコアを見ると、「CVE-2024-22396」については「5.3」、「CVE-2024-22397」は「4.8」としている。
さらに「SonicWall Email Security」では、パストラバーサルの脆弱性「CVE-2024-22398」が明らかとなった。悪用には管理者権限が必要となるが、任意のファイルを削除することが可能だという。CVSS基本値については「4.9」と評価している。
バージョンによって影響を受ける脆弱性は異なるが、「SonicOS 7.1.1-7051」「同7.0.1-5151」「同6.5.4.v_21s_RC2395」「同6.5.4.14-107n」「SonicWall Email Security 10.0.28.7941」にてこれら脆弱性は修正されている。
(Security NEXT - 2024/03/14 )
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