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「FortiOS」のキャプティブポータルに深刻な脆弱性 - アップデートを

Fortinetは現地時間3月12日、同社機器がOSとして搭載する「FortiOS」の脆弱性4件を明らかにした。重要度が「クリティカル(Critical)」とされる脆弱性も含まれる。

各社が定例のセキュリティアップデートを公開する米時間毎月第2火曜日、いわゆる「パッチチューズデー」にあわせて、「FortiOS」に関するセキュリティアドバイザリ3件を公開し、あわせて4件の脆弱性を公表したもの。

認証機能などを提供するキャプティブポータルには、域外メモリへの書き込みが可能となる脆弱性「CVE-2023-42789」やスタックベースのバッファオーバーフローの脆弱性「CVE-2023-42790」が存在するという。

細工したHTTPリクエストによってリモートからコードの実行が可能となる。同社はセキュリティアドバイザリの重要度を4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とレーティングした。

共通脆弱性評価システム「CVSSv3.1」のベーススコアは「CVE-2023-42789」が「9.8」、「CVE-2023-42790」が「8.1」と評価されている。

(Security NEXT - 2024/03/13 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

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