Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

Cisco、セキュリティアドバイザリ7件を公開 - 「Cisco Secure Client」などの脆弱性に対応

Cisco Systemsは、現地時間3月6日にセキュリティアドバイザリ7件を公開した。あわせて8件の脆弱性が明らかとなっている。一部製品については、サポートが終了しているためアップデートの提供予定はないという。

今回公開されたアドバイザリの重要度を見ると、4段階中もっとも高い「クリティカル(Critical)」とされるものはなかった。2件については上から2番目にあたる「高(High)」とレーティングされている。

具体的に見ると、「Cisco Secure Client」のSAML認証プロセスにおいて、CRLFインジェクション攻撃が可能となる「CVE-2024-20337」が明らかとなった。Windows版、macOS版、Linux版のいずれも影響を受ける。

同脆弱性を悪用すると、リモートよりブラウザ上で任意のスクリプトを実行したり、VPNセッションを確立できる有効なSAMLトークンをはじめ、ブラウザベースの機密情報を窃取することが可能だという。

またLinux向けの「Cisco Secure Client」では、「ISE Posture Module」において権限の昇格が可能となる「CVE-2024-20338」が判明した。同社では脆弱性が修正されているバージョンへアップデートするよう求めている。

(Security NEXT - 2024/03/07 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

PR

関連記事

県サイト資料に非公開の個人情報、マスキング未処理 - 静岡県
職員用グループウェアがランサム被害、生徒情報流出か - 向上学園
自治体委託イベントの申込フォームに不備 - 個人情報が閲覧可能に
サイバー攻撃被害が判明、内部情報へアクセスされた痕跡 - BBT
個人情報含む記憶媒体紛失、教諭2人を懲戒処分 - 北海道
「AEM」に100件超の脆弱性 - 「クリティカル」も複数
オンライン会議ソフト「Zoom Rooms」に脆弱性 - 最新版で修正済み
地理情報サーバ「GeoServer」の脆弱性悪用に注意喚起 - 米当局
「pgAdmin4」リストア処理にRCE脆弱性 - 2カ月連続で判明
地理空間データを活用する「GeoServer」の脆弱性攻撃に注意