Security NEXTでは、最新の情報セキュリティに関するニュースを日刊でお届けしています。

発覚2カ月前にもマルウェア実行の痕跡、情報流出は否定 - こころネット

冠婚葬祭事業を手がけるこころネットにおいてサイバー攻撃を受けたことが1月に明らかとなったが、同社はその後実施した調査の結果を取りまとめた。2023年後半にも攻撃を受けていたことが明らかになったという。

同社では、1月16日にサーバへのアクセスができなくなる不具合が発生。原因について調べたところ、サーバ2台においてパスワードが改ざんされており、意図しないファイルを生成されていることを確認した。

同問題を受けて、同社では事態を公表するとともに、1月後半より外部協力のもと、原因や情報流出の有無など被害の状況について調査を進めていた。

フォレンジック調査の結果、2023年11月22日にも第三者が同社サーバを侵害し、マルウェアを実行していたことが判明。さらに同年12月22日には別のサーバにおいても同様の被害が発生していた。

2024年1月14日から16日にかけても複数回にわたりアクセスし、パスワードの改ざんなどサイバー攻撃が行われたことが確認されている。

(Security NEXT - 2024/03/05 ) このエントリーをはてなブックマークに追加

関連リンク

PR

関連記事

入退室管理製品「UniFi Access」の管理APIに認証不備の脆弱性
利用していたシフト管理SaaSから従業員情報が流出 - 西友
「Elastic Cloud Enterprise」に脆弱性 - API経由で不正操作のおそれ
「不正ログイン」相談が約1.5倍 - 「偽警告」は関係者逮捕で減少するも限定的
Google、「Chrome 142」でV8関連はじめ脆弱性20件を修正
ビジネスフォン通販サイト、個人情報流出の可能性
先週注目された記事(2025年10月26日〜2025年11月1日)
ランサム被害でシステム障害、グループ各社に影響 - テイン
公開PDF資料に個人情報、県注意喚起きっかけに判明 - 菊池市
小学校で個人票を誤配布、マニュアルの認識不十分で - 大阪市